【第4回】皆が最小のストレスですむところで折り合いをつける

収納カウンセラー 飯田久恵です。

ある保険会社が発表したレポートに興味深いものがあります。

夫婦間の不満について、トップが何と「片付け」でした。

ちゃんと片づけられる様にしたのに、夫は使いっぱなし・・・などの不満は少なくないのです。もちろん逆の妻が片づけない、もあります。

例えば、人目に付く場所に自分の薬や郵便物などを平気で置く。

それが見苦しいと感じるか、なんとも感じないか、この温度差は結構大きい問題です!

私はこの感覚の差を「整然感覚」ⓒと名付けました。

扉の中に入れればいいのに上に置く。その方が確かにゼロアクションで楽。でも他の人がそれを善しとするか、悪しとするか。

夫婦は一番近い他人。知っている様で知らないこともたくさんあるものです。

「片づけてくれない!」と嘆く前に相手の「整然感覚」を知り、

その上で、折衷案の置き場所と入れ方を考えるか、

言い続けてルールを守ってもらうか、

諦めるか

いずれにしても、皆が最小のストレスですむところで折り合いをつける。

これも片付けに欠かせない重要なことのひとつです。

お客様への提案の際にも頭に入れておきましょう。