収納カウンセラー 飯田久恵です。
以前テレビ出演してとき、VTRを流している間、これでどれくらい片づけが楽になるの?と聞かれ、一瞬戸惑い「かなり・・・」と適当に答えました。言われてみたら、面倒とか楽に片づくって、曖昧な表現ですよね。
それから、私はひたすら考えました。
それを「見える化」するにはどうすればいいんだろうって。
そこで気づきました。出し入れする時って、使いたいモノが在る場所まで「歩く」。そして扉を開く、引き出しを引くなどの「アクション」がある。要は面倒くさい、と感じるのは歩数が多く、アクションも多かったからなのです。
ということで、その曖昧な表現を「歩数+アクション数=収納指数」として見える化することにしました。
例えば帰宅してリビングに入り、「あ~ぁ疲れた」と脱いだコートを2階の部屋まで持って行くのは面倒ですね。それって2階までの歩数が多いからでは。
では、どうすればいいのか?
脱ぎたいそばにコートを掛けるラックを置いてみましょう。
そうすれば、歩かず、扉を開くなどのアクション数もないので、それなら収納指数は20から3くらいに激減。
ソファーに置きっぱなしにすることがなくなります。そう「収納指数」をいかに少なくするのか、それが改善なのです。
でもラックを置きたくてもそのスペースが無い家もある。その場合、リビングに続く部屋があればそこもラックの置き場所の候補に。
「収納指数」を意識すれば、住む人、家の条件など考えた最少の収納指数を提案ができるようになります。
「収納指数」にご興味のある方は、
「「収納指数」でわかる 片づく収納、片づかない収納」飯田 久恵著者 php研究所
をご覧いただければ幸いです。