JCO版私の履歴書 #005 仙台暮らしのスタイリストMaki Style 菅原まき子 (文字起こし)

自分の味方になってくれる片づけ

片づけの中でも、書類整理のことがすごく気になっていまして、小野裕子先生を通じてファイリングを学んだんですけど、王道の先に自分アレンジがないと維持できないというたくさんのお声があって、ではどういう風にアレンジしたらいいんだろうと考えたときに、縦型のファイルボックスが横向きにしたり、横向きのファイルボックスを縦にしたり、そんなふうにすることで、実はやりにくいと思っていたことのハードルが下がって、
書類と仲良くできるんじゃないかなぁ・・というところに辿り着いたんです。
いろんなパターンを皆さんのお声を聴いてみたいなぁ。と思ったときに一覧にしなければならなかったので、こんな風にイラストにしたり、一部写真も入ってますが、このように作ったんですね。
あとラベル作成も好きで、文字もあるんだからそんなイラスト要らないんじゃないかなと思いながらも、イラストと文字もというでっかいラベルをシニアの方向けに作ってみたりと仕事としてももちろんですが、個人的にも楽しみながら製作しています。

まき子さんは無印良品の収納ボックスをカットしてみたりもしてますよね。

無印良品好きな方多いと思うんですけど、私はマニアックというか、何とか使い尽くしたいという想いもありまして。
ポリプロピレンのボックスって劣化すると割れてしまうんですね。もちろん取り扱い方や少し紫外線に弱いらしいので、置いている場所に原因もあるのかもしれませんが、上部が少し割れただけで捨ててしまっていいのだろうか・・っと思ったときに、ちょうどハーフサイズのボックスが発売されたんですね。
だったらそのサイズにできるかな。ということで、のこぎりでね、ギコギコ切りまして、カット面もやすりやアイロンで溶かして滑らかにしつつ(笑)使うことが出来たので。
まぁメーカーさんは非推奨だと思いますけど、そこまでファイルボックス愛してみました。という形です♪

これはやっぱりハンドメイドの経験。そして好きだからこそ活かされていることですかね

面取りの道具とかもありましたんでね(笑)やってみようと思うのはそういう経験が活かされているのかもしれないですね。

お客様にもいろんな提案をする際に、ビジュアルでわかるように、こういった写真のようなものを活用されているんでか

そうですね。私自身語彙力がないというか(笑)言葉で説明しづらいものがあると、こういったモノの力を借りて、なるべく分かりやすくしようと考えていて。なので講座のスライドもなるべく分かりやすさを心がけているんです。だから講座の後の受講者さんの「分かりやすかったです」というのが1番の褒め言葉かなって頑張っている感じです。

ラベルとかも文字でピンとこないけど、イラストだったら何がどこにあるかすぐわかるというタイプの方多いと思うんですけど、そういう方にはビジュアル化されていると理解が進みますよね。

そうですね。(お見せできる写真が)3枚だったのでここには入ってないのですが、冷蔵庫にも在庫管理できるように、お野菜のラベルなども作って、在庫がある野菜は右側、お買い物が必要な野菜は左側といった感じでお客様にご提案して、使っていただいてます。

そういう意味では、菅原さんの推しはビジュアル化?

そうですね。自分が分かりやすさを求める人間なので(笑)

でも自分の分かりやすさは、クライアントの分かりやすさですもんね。

そう思って、自分でもなるべく提案書的なものも、もちろん言葉でも説明は必要ですけども、それを裏付けするために、イラストをふんだんに使っていました。

今ももちろん活用してますよね。

はい、今もご依頼いただいて、シニア向けのラベルを作成しています

こうしたかわいい分かりやすいイラスト、片づけのプロの中でも作りたい方いっぱいいると思うんです。何で作っていますか?

これはイラストレーターかな。他にもホームページビルダーというものの中に簡単なお絵かきツールの様なものがあるんですけど、そちらを使ったり。場面場面で使い分けています。

いつかそういったイラストが描けるようになる講座をJCOでやっていただけたらなんて思うんですけど。

ご要望があれば!

ありがとうございます。いくつかお聞きしたいのですが、まき子さんにとって片づけって何ですか?

片づけって苦手という方はたくさんいると思うんですけど、それを実践していただいた先に自己肯定感が上がるその一つにつながっているんじゃないかなと。
私自身も実感しているので、悩んだりつまずいている方は、小さいスペースからぜひやっていただきたいことの一つかと思っています。

まき子さんご自身も介護をしながら生活をされていましたが、最後に親御さんの介護や片づけに悩んでいる方にひと言いただけますか。

もちろん現実としては、なかなか厳しいことやお辛いことがたくさんあると思うんですけど、必ず片づけは自分の味方になることだなってここ数年実感しています。
それで解決できたりすることもありますし、解決できなかったとしても糸口になったり、よりよい方法につながる、見方になってくれるというのが、私の中では一番感じていることです。

菅原さんの物腰の柔らかさは、仙台一。本人から受ける印象はもちろんのこと、描かれているイラストやご自宅の雰囲気からもそう感じられます。
片づけのプロが仙台で仕事があるときは、菅原さんに声をかけて、たとえ少しの時間でも一緒に時間を過ごす。という人も多く人望が厚い人。
本編でお話していた、分かりやいイラスト講座。近々開催されますように。