JCO版私の履歴書 #008 おかたづけとインテリア n工房 二出川ひろよ (文字起こし)

資格を取得し自宅講座を開催

これがあの、私、勉強とても嫌いな人で、大学も行ってなくて高卒なんです、私。で、勉強するくらいなら早く働きたいと思って、お仕事したかったんです。
で、ちょうど30代後半に子どもも成長してきまして、子どもが受験するという時期になって、はたとちょっとこのまま人生が終わるの嫌だな・・・ってふと思ったんですよ。
で、それで勉強してみようかなと思って、主人に相談すると「いいよ」と言ってくれて、学費を出してくれるというのを取り付けたので、学校に行ってみようかなと調べてみたら、岡山は専門学校のようなところが1ヶ所しかなくて、そこに説明を聞きに行ったんです。インテリアコーディネータ―になりたかったんです。ずっと。で、行ってみたらインテリアコーディネーターは結構ハードルが高いから、まずは色の勉強をしてみたらどうだ?と言われたんです。

それでこの色彩能力

はい。まんまとはめられた感じですよね(笑) 1年間の養成講座に通ったんです。私。

色彩の方の。それはまんまとはまってますね(笑)

1年間、週に一度専門学校に通って、ひと通りカラーの勉強したんですけど、カラーのプロになろうと思っていなかったので、2級だけ取って、その次にインテリアコーディネーターの勉強に入ったわけなんですね。
で、私本当に勉強しなかった子なので、一生分勉強したなというぐらい勉強しましたね。
とても大変で途中でやらなきゃよかったって何回も思ったんですけど。まぁ主婦となると、お金もかかるし時間ももったいないと思ったら、やればできるもんなんだな。と思って私的にはかなり自信になりましたね。このときは。

インテリアコーディネーターの資格の勉強って結構幅広くって専門的なのも多いので、何もないところから取るの大変ですよね。

そうなんです。はい。なので、これがきっかけでした。
で、これを取ったんですけど、インテリアコーディネーターをとったときは46歳だったんです。46歳のなんの実務経験のないおばちゃんには仕事なんてないんです。

とくに和歌山ではそもそも求人の件数自体も少ないですよね。

はい。私お仕事したかったのにないな。でも仕方ないな。と思っていて。
あの、2009年4月にインテリアコーディネーターを取得したんですけど、これぐらいにテレビでたまたま整理収納アドバイザーという資格があるというのを知ったのと、もう一つ、その前に髙原さんを新聞でお見かけしたんです!

えー!私ですか?

ええ。ライフオーガナイザー立ち上げましたっていう記事を見たんです。で、そっちを先に見て、これだと思って資格を取りに行ったんです。大阪まで。

えー!

そうなんです。私ライフオーガナイザー持ってます!

マジっすか?

2級!そこは早い時期に取得しました。

そうですよね。立ち上げて間もない頃ですよね。

2010年の1月31日発行なので

かなり早い時期です。

はい。髙原さんの講座でした。そっちの方が、整理収納アドバイザー2級より先だったんですよ。ライフオーガナイザーを取った後に、テレビでたまたま収納王子コジマジックさんが出ていて、テレビ番組でビフォーアフターされていて、なんだこれは!と思って整理収納アドバイザー2級っていうのをあるって知って。で、これも受けてみようと思って。なのでこの年の1月にライフオーガナイザーと整理収納アドバイザー、2つ受けてるんです。

おー、忙しい

でね、たまたま和歌山で初めて開かれる2級講座があったんです。すごいと思って受けに行って、1級はどうしようと考えたときに、オーガナイザーの1級とるか、整理収納アドバイザー1級にしようか迷って、結局講座開催が早い方にしようと決めたんです。(笑)

あの私ね、あんまり考えない人なんです。インスピレーションで動いているので(笑) で、オーガナイザーは夏にしかないと言われて、整理収納アドバイザーは3月にあるといわれたので、整理収納アドバイザーに進んだんです。
そういういきさつです。

え~すごい!それは初めてお伺いしました。

はい。もしオーガナイザーの方が早く受講できていたら、今オーガナイザーだったかもしれない(笑)

でもそれを経てこういう場所で再会できてますんでね。

ね~。すごく不思議な感じです

面白いご縁ですね。でもそれは資格を取ったところはスタートですけど、どういう風に活動をされたんですか?和歌山って、ぶっちゃけ私も元々徳島出身で、今大阪に住んでいるので和歌山よく知っているんですよね。10年以上前に資格を取ったもののじゃぁ何をやるねんみたいになりませんでした?

ホントそこからです。私の整理収納アドバイザー2級の先生は宮本さんというばりばりの営業をできる方なので、彼女は営業でザーっとお仕事されていて、全然私とタイプの違う方で、宮本さんにも相談したりしていたんですけど。
とにかく知ってもらわないといけない。っていうことで、チラシを配ったり、アナログなんですけど、ホームページも何もなかったのでブログを書いたりとか。できる範囲のことをやり始めて、整理収納アドバイザー2級認定講師もその年に取ったので、2級講座も始めて、ちょっと知っていただこうかな、と細々と始めました。
で、お友達のお試しでいいから片づけさせて!という形で何軒か協力していただいたときに写真を撮らせていただいて、それをブログにのせたりということも始めましたね。

では最初講師活動から始めたり、本当にお友達、周りの人にモニターになってもらってというところから、コツコツと。

もうコツコツとですね。はい。

その後は、講師業メイン、現場、何が日々やっているとか、得意なこととか。・・・みなさんいろいろ専門分野とかありますけど、どんな感じですか?

あのぶっちゃけて言うと、私講座そんなに好きではないんですよ(笑)
特に資格認定講座は楽しくないなと毎回思いながら(笑)
ごめんなさい。ほんと受講者さんには申し訳ない((笑))
あの、本当に決められたことを喋るというのが苦手で、かといってオリジナル講座をしたいわけではなく。
私はとにかく「現場の人」なんです。
とにかく現場をしたいということで、お客様とお家の中の構造を創り上げていくことがすごく楽しくて、もうそれだけやっていたいなと思うんですけど、、講座をすることで自分が得られることもいっぱいあるので、それも必要だと感じていて、毎回受講者さんからいろいろ教えてもらっているので、それも必要だから、月に1~2回は講座はしないとなと思っています。
お金のためというのではなく、自分の知識を得るためにというのが理由としてあるんですけど、そういう形でやらせていただいてます。ありがたいことに。

ご自宅の中で、暮らしをみせながらという形で講座も行っていますよね。

そうですね。今はコロナ禍ということもあってやっていないんですけど、ちょうど男の子2人いるんですけど、2013年に子ども2人が成人して社会人になって家を出てるんですよね。で、そのとき築19年だったので、壁紙を張り替えようから始まって結局キッチンを変えて、お風呂を変えて、トイレを変えてと大掛かりにだんだん広がっていって。
お家の中がきれいになったので、せっかくきれいになったし、じゃぁお家を使って講座をできればいいなと思って2013年の10月からお家講座を始めました。

片づけのプロになってお家講座をできたらいいな。と思いつつ、知らない人が家に来るんだ、なんかあったらどうしよう、とか不安を抱えて二の足を踏んでいる人もいると思うんですけど、アドバイスありますか?

田舎なので、怖いというのはあまりないですが。
基本的に面識のある人だけと決めているんですよ。面識がなくても、面識のある方の紹介だとか、面識のある方と一緒に参加であればOKで、全くの初対面の人はダメということにしています。
そういうのがあるので怖い思いをしたことがないですね。

二の足を踏んでる人も、そういったルールを決めるとお家講座を開催しやすくなりますかね。

そういうくくりがないと、やっぱり心配ですよね。なので、初対面の人を受け入れている方を見ると、私は怖くてできないので、すごいな!と思う。反対に。

二出川さんというと、カラーをうまく取り入れつつ、暮らしを楽しみながら創っている印象があるんですけど、今暮らしの中で推しはありますか?

3枚目ですね。